【地域の方からも愛される存在に】
糸魚川市能生に建設された男女混合型の障害者グループホームです。
この建物の特徴の一つに、地域材(糸魚川杉)を活用したことが挙げられます。
地域材を使うことで安心感と愛着が生まれ、建物との心理的距離が縮まります。
そして、地域の人々にも身近な存在に感じてもらいたいと考えました。
外壁は金属製サイディングに、糸魚川杉とジョリパットを組み合わせてデザイン。
木のあたたかみとジョリパットのやわらかな質感が加わり、やさしい印象をつくりだしています。
日中過ごす居間は開放的な高天井で、高窓から自然光がやさしく降り注ぎます。
木製のガラス入り間仕切や現しになった梁から木の温もりが感じられ、心地良く過ごせます。
“施設らしくない”黒色のペンダントライトが空間を引き締めます。
入居者の個室があるプライベートゾーンの廊下には、移動間仕切を設置。
男女の個室の人数配分が可能で、入居者の入れ替わりにも柔軟に対応できます。
住宅同様、断熱性・耐震性にも配慮しました。
入居者も、そこで働く方も快適・安全に過ごしてほしいと考えています。
(UA値:0.38 C値:0.6 耐震等級3)
















