【リノベーションでちょうどよい暮らし】
築20年の住宅を1階部分のみリノベーションした物件
20年と言えば新しく感じますが 断熱性能はかなり乏しく気密も十分とは言えません
子育てをしながら今後長く暮らしていくには
省エネ性能をこのまま放っておくことはできないと判断しました
とはいえ建物全体を断熱施工するには コストがかかり目標予算を超えてしまう
施主と時間を掛けて話し合い リノベーションの目的を明確化させました
「使えるものはそのままに 本当に必要な部分に予算を充て 快適な住まいにすること」
幸いにも2階の部屋はきれいだったため そのまま活かすことに
水回りの位置もなるべく変化させないことで コストダウンを実現
気密・断熱施工に重点を置き 性能を大幅に向上させました
それにより 間仕切を取り払い廊下のない広々とした1階部分は エアコン1台で快適に過ごせます
どこにいても家族の気配が感じられる 家族のつながりを大切にした空間が完成しました
長く快適に暮らすために 大切にしたいことは何か
家の中で 家族が長い時間を過ごす場所はどこなのか
本当に必要な部分にスポットをあて コストコントロールをする
お財布にも 住み手の暮らし方にも適した “ちょうどよい” リノベーションとなりました
リノベーションは 元の姿を活かしながら建物の価値を高めること
これからの時代に 家づくりの選択肢の一つとして考えてみるのもよいのではないでしょうか
(1階部分のみ:UA値 0.31)